少年一刀流の形について


     少年一刀流の形は、住吉川少年剣友会創立当初から、当会の顧問師範に
  
     就任いただいた、長正館館長の故長井長正範士が、故笹森順三先生の著書
 
     「一刀流極意」を忠実に守り、その範囲内において少年剣士に最も理解しやす

     いようにまた、故長井長正範士の恩師小野十生先生の教えを充分意に体し、
 
     少年指導に当たり、初歩より木刀に馴染ませ一刀流の本命である切り落としの
 
     精神、技を中心にして少年剣士に覚えやすいようにして、故長井長正範士が、
 
     五本からなる、少年一刀流の形を制定したものであります。
  
     形の名称は(形の礼法、前後の動作は、日本剣道形に、準ずる)
 
     一本目…一つ勝 二本目…二つ勝 三本目…鍔割り 
  
     四本目…二つの切り落とし出刃 五本目…二つの切り落とし入り刃

  
                               ≪長正館発行 少年一刀流の形  抜粋 ≫